八丈島青ヶ島渡航0,1日目:出港~八丈島到着
一月以上前のことになりますが、八丈島と青ヶ島を訪れたのでTwitterに書けていないことも含めて感想を記しておきたいと思います。
往路は1月29日の晩、竹芝桟橋から船で八丈島へ渡りました。東京と三宅島、御蔵島、八丈島を結ぶ橘丸は竹芝22時30分発です。遠方へ旅行する際には夜に出発することも多々ありますが、向かう先が鍛冶橋でもバスタ新宿でもなく港ということで一層旅情が掻き立てられます。竹芝桟橋は浜松町駅から徒歩10分程度で、現在歩道橋の工事がなされているためよりアクセスが向上するものと思われます。
橘丸の運賃は八丈島まで学割で2等船室6740円、Suicaで払えてしかもキャッシュレス5%還元対象でした。一応予約必須ですが、今回は閑散期なので2日前に電話予約しました。
僕は2年前にも父島へ行くために竹芝桟橋を訪れましたが、多くの観光客で賑わっていたその時と異なり、静かな時間が流れていました。
大島~神津島行のさるびあ丸の方がなぜか22時発と早い出発です。どちらの船も早めに来ているお客さんが多かったですが、割とギリギリまで乗船可能なようです。
予想通り船内はガラガラで、2等でしたが1区画占有できたので抜群の快適性でした。甲板へ出てみると、東京湾岸の夜景を鑑賞できます。乗客には観光客らしい人は少なく、はしゃいでいるのは数人でした。
橘丸は塗装も綺麗で、船内には新しい船の匂いが漂っていました。
東京湾内は穏やかでしたが、三宅島と御蔵島は条件付運航となっていました。それもそのはず、外洋に出るとひどい揺れで夜中に何度か目が覚めました。僕はほとんど酔わない方なので特にどうということもありませんでしたが、慣れていないと冬の伊豆諸島航路は厳しいかもしれません。
結局、翌朝は三宅島は三池港に就航、御蔵島は欠航でした。御蔵島は数日欠航が続いているようです。
御蔵島と八丈島の間に黒潮の最も強い流れがあり、揺れが加速しますが甲板に出たり食堂を利用したりするのは問題ないようです。(甲板に出るなり激しい海水のしぶきを浴びたのでおすすめはしません)
船内食堂ではカルビ丼を食べましたが大学生協のペッパービーフ丼に酷似していました。船内の飲食物は割高ですが地上で食べるのの何倍も美味しく感じます。
船はほぼ定刻の9時過ぎに八丈島の底土港へ到着しました。波の都合で島の西側の八重根港に着くこともこの時期には多いようですが、この日は西風のため底土の都合が良かったようです。橘丸は1時間もせずに東京へ折り返すため、そのための作業が慌ただしく行われていました。